インターン記録レポート 選挙期間の初日(出陣式)

町田市議会議員 吉田つとむ    2002/3/15作成
服部 高宏  中央大学2年
主要研究項目
 記 事 2月17日(日) 選挙期間の初日(出陣式)

◎ 服部さん
僕が、8時に選挙事務所に到着すると、大勢の人たちがすでに集まっていました。
ポスターの番号が決定したと言う電話が入ると同時に、いっせいにポスターを貼りに自動車で出かけました。
僕も、後援会のおじいさんの車にのせてもらい、出発しました。
地図を見ながら、ポスターを貼る場所を探すのは、宝捜しのようで楽しかったのですが、道に迷ってしまったり、行き止まりにぶつかってしまったり、急ブレーキをかけて止まったため後ろの車に怒られたりとハプニングの連続でした。驚いたことに、まだ初日の午前中だというのに、ほとんどの候補者のポスターが、昼頃には貼り終っていたことでした。どの候補者も組織がしっかりしているのだと感心しました。
また、車の窓からは、様々な選挙事務所が事務所開きのようなことをしているのが、見えました。吉田さんの事務所がアットホームな雰囲気なのに対して、ほかの候補者の事務所は、背広を来た男性たちが、拳を振り上げ、喚声をあげていてものものしい感じでした。
午後からは、出陣式のお知らせをする電話をかけました。これは、相手の対応が、千差万別でなかなかおもしろかったです。
一言「結構です。」と言われたときは、びっくりしました。しかし、吉田さんに対して様々な感情を持っているので、当然かもしれません。
吉田さんの選挙事務所を見学すると、応援している人たちがとても優しく、ユニークな人たちばかりであることに気がつきます。同じ大学生のひとや支援者の人たちは、お金にもならず、必ずしも自分の利益にならないことに一生懸命取り組んでいました。これは、ひとえに吉田先生の人柄のなすところなのでしょう。
● 吉田
 朝の時間、服部さんがポスター貼りに出かけてくれるのを見ることが出来ませんでした。ポスター貼りに行ってくれたことは聞いていましたが、車に同乗して手伝ってくれたことは大変有難いことでした。以前にインターンを務めてくれた人たちが、こうやってイベントの時などに手伝ってくれることが、自分にとってどんなにかうれしい事でしょうか。服部さんと一緒にポスター貼りに出かけてくれた人物は、「おじいさん」だってのですか、確かに21歳の大学生から見ると、60歳以上の70歳くらいになると、そう言えるのかもしれません。感じ方はともかく、世代を超えた皆さんが共同の作業をやっていただいたことは、二重の喜びでもあります。
 さて、私の方は、選挙の初日、相当早い時簡に、吉田は名前の部分を覆った選挙カーを、自分で自宅からスタートさせました。その理由は、下記のとおりです。
 以前のことになりますが、次点で落選した平成2年の市議選挙では、後援者の方に選挙カーの届出をお願いしました。その車が市役所中庭の駐車場に入る際に、その看板部分を建物の天井にぶつけたのでした。それ以降の選挙では、自分自身で選挙カーを自宅から運転して行きます。市役所の途中にある高ヶ坂熊野神社にまず参拝し、その後で、市役所に向かうます。それまでの間は、すべて自分でハンドルを握ることにしています。

 そうした経過で、選挙事務所ではポスター貼りの準備がどのように進行しているか、私にはわからないことです。ただし、今回は選挙の届出順が最後の方になりました。事務所では、ポスター貼りになかなか出動できなかったようで、せっかく早くから集合してくれた皆さんに、随分とヤキモキさせたことでしょう。

 服部さんのレポートのように、現地のポスター貼りでは、大半の候補者陣営も午前中にその作業を終えていたようです。一通りの候補者は、そのような後援者を持たないと選挙を戦えないのです。服部さんはポスター貼りの帰り道で、他の候補陣営の事務所前を通り合わせたようです。確かに、そうした事務所では、日の丸の鉢巻を締めたり、割烹着を着た人たちが立ち並ぶ光景が見えることがあります。そうしたところと雰囲気を比べると、吉田の事務所は確かにアットホームな感じがするでしょう。
 吉田は、そうした事務所つくりをどうしたらよいのか、そののために昨年の都議会議員選挙では、10箇所以上の事務所訪問をし、研究を重ねました。その内容は、村上直子さんのレポートを見てください。また、3年前の統一地方選挙でも、やはり10箇所以上の市議・区議候補の選挙事務所を訪ねました。もちろん、それらの際には、後援会の方で応援を兼ねて、現地に見学にいかれたこともあります。様々の積み重ねで、今回の事務所設定を行ったものです。

 さて、他所では出陣式をやっている最中に、吉田は街頭演説をやっていました。通常の初日の選挙は、車で流す「連呼」行動をやるのですが、今回は違いました。じっくり、「地元」の拠点エリアで街頭演説を行いました。ウグイスさんたち為が話す台詞を豊富にするためにも、毎日違った分野のテーマで演説を行いました。そうした演説の場所は、ほとんど同じ場所を設定しました。

 そうした遊説活動を吉田が続けている間に、事務所にもどった服部さんは、電話懸けをしてくれたのですね。それも、出陣式の電話懸けを!<通常の市議の出陣式は、午前中です。遅いところでも、午後の2時にはあるでしょう。吉田は2月の選挙にもかかわらず、2月17日(日)の午後6時30分を出陣式の時間と決めました。それは、地元町内の自治会役員さんが、その前日から旅行に出かけており、帰りが夕方にいたからです。そうした皆さんがいないところでは、出陣式をやりとおせないと考えていました。おかげで、それらの人たちを含めて、大勢の人たちに出陣式にそろっていただきました。
そうして、服部さんが用意してくれたミニダルマ等をそろえて、成瀬駅前の出陣式がスタートできることになりました。
自分にとっても、納得のいく選挙戦が出来ました。服部さん 大変ありがとう!